スマートホームとは?進化する家電とデータ活用

スマートホームとは?進化する家電とデータ活用

  • 2020.11.30

TECH NOWとは

TECH NOWは、最新のデジタルやテック系のニュースにアンテナを立てているマクロミル社員が、興味深いと思ったことやリサーチ事業にも関わりそうなニュースをピックアップして発信するショートコラムです。
リサーチ×DATAの会社を目指すマクロミル。
今期は統合データ事業本部20新卒が中心となり、トレンドやマクロミルのビジネス視点からの考察などを交えながら、記事をお届けしていきます。

坂本
坂本
統合データ事業部20新卒の坂本里華です。最近びっくりするほど寒くなってきているので、会社を出る時にスマホで操作をすれば家に帰った時には部屋が暖まっている、というエアコンにとても惹かれています。
データマネジメントプラットフォーム部20新卒の高橋祥太です。自分のアパートには電気の調整や鍵の施錠をスマホで操作できる機能が付いていたのですが、最近サービスが終了してしまい、不便さを感じている日々です・・・。
高橋
高橋

スマートホームとは?

坂本
坂本
アパートの電気や鍵の施錠をスマホから操作できるというのは、最近流行りのスマートホームの話だよね。
そうだね。スマートホームというのは、IoT(Internet of Things)などの技術を駆使して、住む人にとってより安全・安心で快適な暮らしを実現する住宅のことを指すよ。コロナ禍で家にいる時間が増えたことや、昨今のIoTブームなども相まって近年注目されているそうなんだ。
高橋
高橋
坂本
坂本
そういえば私も自動で家事をこなしてくれる家電や、スマホと接続したカメラを使って家の様子を遠隔で確認できるという話を聞いたことがあるよ。

スマートホームのメリットとデータ活用の潮流

スマートホームのメリットは、家事を自動化できる利便性やホームセキュリティ、省エネ等があるけれど、最近はスマートホームのシステムから取得できるデータを活用する取り組みも増えてきているんだ。例えば、オーブン等の家電から収集される調理履歴のデータからレシピを推測して、今後不足するであろう材料を家に届けてくれる買い物代行サービスなんかもあるらしいよ。
高橋
高橋
坂本
坂本
買い物代行サービスの話だと、マクロミルで蓄積している購買データなどの実行動データを掛け合わせることができそうだね。家電から推測されるデータだけでなく、普段何を購入しているのか、ユーザーの属性データ等を掛け合わせて分析することができれば、より精緻なレコメンデーションができそう。
購買データだけではなく、家の中と外のあらゆる行動データを一人のユーザーに紐づけた状態で収集することができれば、スマートホームの可能性が広がりそうだね。まだまだスマートホームの仕組みから収集できるデータを活用できている事例は少ないけれど、益々発展していくと思う。今後の動向は要チェックだね。
高橋
高橋
ご参考:
■シャープが家電メーカーからソリューションカンパニーへ 「家電のビッグデータ活用」を事業部長に聞く(2020/10/25)
■スマートホームは「家電データ活用」で新段階に、新事業を生む「JEITAスマートホームデータカタログ」がCEATECで初公開(2020/10/20)