緊急対談!~コロナ禍での消費者セグメントとは~

緊急対談!~コロナ禍での消費者セグメントとは~

  • 2020.12.11

TECH NOWとは

TECH NOWは、最新のデジタルやテック系のニュースにアンテナを立てているマクロミル社員が、興味深いと思ったことやリサーチ事業にも関わりそうなニュースをピックアップして発信するショートコラムです。
リサーチ×DATAの会社を目指すマクロミル。今期は統合データ事業本部20新卒が中心となり、トレンドやマクロミルのビジネス視点からの考察などを交えながら、記事をお届けしていきます。

坂本
坂本
統合データ事業部20新卒の坂本里華です。現在TECHNOWでは、統合データ事業部の新卒がデジタルニュースを隔週でお届けしていますが、今回は特別編ということで、12月11日にリリースした「コロナ禍での消費者セグメント」について紹介します。
同じく統合データ事業部20新卒の根津直幹です。第3波と言われ、勢いを落とすことなく世界中で広まり続けている新型コロナウイルス。今回は消費者の動向や企業の動きが大きく変化している中での、マクロミルのデータ価値について紹介できればと思います。
根津
根津

With COVID-19 Segment

坂本
坂本
コロナ禍によって家での時間が増えたことで、オンラインで飲み会をしたり、まとめ買いをするようになったり、身の回りの生活習慣が本当に大きく変わったなぁ…。
そうだね。でも11月の3連休では、旅行に行った人もいれば外出を自粛していた人もいて、個人によって価値観がかなり違うことを実感したよ。消費者の動きが変わったことで、クライアントからも、「自社ユーザーの動向が掴めない」「コロナ禍で新規ユーザーが増えたが、特性が分からない」という相談をもらうことが増えているんだ。
根津
根津
坂本
坂本
既存のマーケティング手法が通じなくなったという課題を抱えているクライアントがすごく多くなっているんだね。そういった課題に対して、マクロミルは「With COVID-19 Segment」というサービスをリリースしたよ。
「平均大衆型」「巣籠もり外出抑制型」「コロナ生活逼迫型」「コロナ生活謳歌型」「ニューノーマル先行型」「アクティブ独断型」の6つのセグメントに消費者をセグメンテーションするんだよね。
根津
根津
坂本
坂本
そうそう!トレンドトピックかつ、調査の設問に1問追加する形で実施出来るという手軽さが魅力的だよね。

サービスの活用について

連休の過ごし方もそうだけど、個人によって異なる価値観や特性を把握できれば、withコロナにおけるマーケティング活動を支援することができそうだよね。ちなみにこのセグメントって、具体的にはどのように活用してもらうのかな…?
根津
根津
坂本
坂本
1つは、クライアントが持っているコロナ禍での消費者行動の仮説を裏付けるデータとしての活用かな。例えば動画配信アプリ事業者のクライアントが、「巣籠もり需要の高まりが原因で自社アプリの利用も上がった」という仮説を持っていた場合、「巣籠もり外出抑制型」が新規顧客として増えたのか、実は「アクティブ独断型」セグメントの利用時間が増えていたのかを検証することができそう!
もう1つは、自社ユーザーの動向を把握する目的での活用もできそう。クライアントによってはコロナ禍による売り上げの増減があると思うけど、新規ユーザーと離反ユーザー、それぞれの内訳を調査で可視化しつつ、その人達がどのような特性なのかを把握できれば、今後はより適切なアプローチを検討することができるんじゃないかな。
根津
根津
坂本
坂本
他には今まで多かった「アクティブ独断型」がコロナの流行によって「巣籠もり外出抑制型」に変化していることなど、世の中の動きに合わせて消費者のセグメントをトラッキングしていくことが今後は重要になってくると思うな。
定点的な視点は、クライアントのビジネスを中長期的にサポートするという部分で大切なことだね。コロナ禍という予測不能な状況だからこそ、少しでもクライアントのマーケティング活動の力になれるように、サービスの価値を伝えていきたいね。
根津
根津