AI技術による進化!最新のサイネージ広告

AI技術による進化!最新のサイネージ広告

  • 2020.12.16

TECH NOWとは

TECH NOWは、最新のデジタルやテック系のニュースにアンテナを立てているマクロミル社員が、興味深いと思ったことやリサーチ事業にも関わりそうなニュースをピックアップして発信するショートコラムです。
リサーチ×DATAの会社を目指すマクロミル。
今期は統合データ事業本部20新卒が中心となり、トレンドやマクロミルのビジネス視点からの考察などを交えながら、記事をお届けしていきます。

新田
新田
プロダクトマネジメント部20新卒の新田晃志です。
最近、PCモニタが欲しいなと思ってAmazonで検索をしたら、次の日からその広告ばかり表示されるようになり、広告の変わる早さに驚きました。
桜井
桜井
統合データ事業部20新卒の桜井海里です。
このあいだ、好きなアイドルのCMが街頭ビジョンに流れるという情報をキャッチしたのですが、コロナ禍の人混みを避けるべく、チェックしに行くのを泣く泣く諦めました・・・。

桜井
桜井
さて、近頃は街頭ビジョン等のデジタルサイネージを見かけることも当たり前になったよね。サイネージ広告自体は以前からある広告媒体の1つだけど、それが今SNSの普及やAIの進歩によってどんどん進化しているみたい。その中でも最近は「DOOH(*Digital Out of Homeの略で、デジタル屋外広告のこと)」が特に注目されているね。
確かに、単にサイネージを活用しただけではない広告をよく見るようになった気がするな。この前も、リアルタイムで広告が変わるDOOHを見かけたよ。
新田
新田
桜井
桜井
私も、広告配信できる商品棚をイオンが導入したと聞いたことがあるよ。それもただ広告配信をするだけじゃなくて、消費者に合わせた広告を配信できるシステムみたい。
棚に付いているカメラの映像をもとに、AIが性別や年齢を分析して、その人の属性に合った商品の広告を配信することができるみたいだね。将来的にはその場での広告配信にとどまらず、オンラインショップへの遷移を促すコンテンツの作成等も計画しているらしいよ。
新田
新田


桜井
桜井
ほかにも、DOOHとAIを掛け合わせたコンテンツはどんどん増えていってるみたいだね。AIを活かして利用者の属性情報だけじゃなく、外気温や時間帯に応じておすすめの飲み物を教えてくれるシステムを採用した自動販売機を見たことがあるよ。
羽田空港でもDOOHが使われていて、広告の視聴率に加えて、見た人の属性も測ることができると聞いたよ。リアルタイムに広告の選択ができるから、より利用者の関心度の高いコンテンツを届けられるようになったみたいだね。これによって空港利用客の移動中と待機中での広告視聴率の違いを把握できたり、さらに分析もできたりするんじゃないかな。
新田
新田
桜井
桜井
最近ではDOOHの発展形として、プログラマティックOOHっていう広告も注目されているらしいよ。DOOHに割り当てられている複数の広告枠をオンラインに繋ぐことで、インターネット広告のように広告枠の取引や配信を自動化したものなんだって。
広告の効果測定はマクロミルでも行っているけど、時間や人ごとに表示される内容が変わるなら、どんな人がどの広告を見たかを把握することが、より重要になっていくと思う。アンケートデータを活かして情報に付加価値をつけることで、今後も貢献していけそうだね。
新田
新田
桜井
桜井
AIの活用やDOOHの進化について、これからも目が離せないね!
参考URL:
■イオン、動画配信できる商品棚を導入 AI技術で顧客にあわせて情報出し分け(2020/10/16)
■羽田空港でデジタルOOHの運用へ AnyMind Groupと全日空商事がトラベル領域でのDXを推進(2020/9/10)
■AIで新たな体験創出 JR東駅ナカのインバウンド向け自販機(2020/4/2)
■屋外広告(OOH)が今アツイ!!デジタル×OOHの成長性とは?(2019/5/29)