DXはなぜ推進されているのか~2025年の崖とデータ人材の可能性~

DXはなぜ推進されているのか~2025年の崖とデータ人材の可能性~

  • 2021.04.06

TECH NOWとは

TECH NOWは、最新のデジタルやテック系のニュースにアンテナを立てているマクロミル社員が、興味深いと思ったことやリサーチ事業にも関わりそうなニュースをピックアップして発信するショートコラムです。
リサーチ×DATAの会社を目指すマクロミル。
今期は統合データ事業本部20新卒が中心となり、トレンドやマクロミルのビジネス視点からの考察などを交えながら、記事をお届けしていきます。

須藤
須藤
プロダクトマネジメント部20新卒の須藤芙実子です。
ここ数年、DXについて社内外で見聞きする機会が多いですよね。そもそも、なぜこんなに国がDXを推進しているのか気になっています。
根津
根津
統合データ事業部20新卒の根津直幹です。
マクロミルでも社内DX推進室が活動していますが、他社でもデジタル人材の育成に対する課題等を伺う機会が多く、DXという話題がホットになっていることを肌で感じています。

根津
根津
2020年はコロナの影響もあって、DXの取り組みが多くの企業で推進されていた印象だけど、そもそもいつから始まったんだろう。
DXという言葉が生まれたのは、2004年にスウェーデン・ウメオ大学の教授が「デジタル技術がすべての人々の生活を、あらゆる面でより良い方向に変化させる」と提唱したことがきっかけらしいね。
日本では経済産業省が2018年に発表した「DXレポート」の中で、新たなデジタル技術を活用してビジネスを変革していくことの重要性を説いていたみたい。
須藤
須藤
根津
根津
データを最大限に活用するためにも、新たなデジタル技術をどんどん適用していくことが重要なんだね。マクロミルが行っているデータ提供や、デジタル化もDXに大きく関わっているんだなあ。それにDXといっても、何種類かに分類できそうだよね。例えば、マクロミルは社内向けにはDXTV(*マクロミル公式note参照)を通してDX関連ツールを紹介したり、社外向けにはSNSなどを通して情報発信を行ったりと、色々取り組んでいるよね。なぜこのような取り組みをしているんだろう?
デジタル分野への関心や、業務効率をアップさせることが理由として挙げられるんじゃないかな。「2025年の崖」という言葉を聞いたことあるかな?これはDXが推進されている背景の一つで、日本企業が今後市場で勝ち抜くためには、DXを推進していかないと業務効率・競争力が低下して、2025年から年間で現在の約3倍、約12兆円もの経済損失が発生するという予測が出されているんだって。「2025年の崖」を越えるためにも、まずは情報のデジタル化、データ・デジタル技術の活用による業務の効率化を進めていくのが必要な気がするね。
須藤
須藤
根津
根津
「2025年の崖」という言葉は初めて聞いた!集まったデータの利活用には、どこの企業も苦労しているって話はよく聞くし、データ人材の育成を課題に感じている企業は特に多いみたいだね…。マクロミルのMAGはそういったニーズに応えられるように生まれたサービスだから、今後のサービス拡大が期待できそう。
そうだね!このTECH NOWや社内DXの取り組みも、社内外の皆さんに、少しでもデジタル分野に興味を持ってもらえるものになっていくといいな。今後も様々なDXに関する活動についても注目していこうか。
須藤
須藤
ご参考:
■IT部門が考えるべき、データ利活用を軸にした「真のDX」を成功させる条件とは(2021/2/12)
■日本企業のDXはコロナ禍で加速するも推進の障壁はDX人材の育成-日本企業のデジタルトランスフォーメーション調査2020年版を発表-(2020/12/18)
■【AllNew連載】DX × ITガバナンス| 第1回 DX(デジタルトランスフォーメーション)とは何か?(2020/10/17)
■ デジタルトランスフォーメーション(DX)とは?なぜ今、DXを推進しなければならないのか(2020/1/7)
■ DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~(2018/9/7)