ニューロリサーチの可能性!最新の五感デジタル技術

ニューロリサーチの可能性!最新の五感デジタル技術

  • 2021.06.16

TECH NOWとは

TECH NOWは、最新のデジタルやテック系のニュースにアンテナを立てているマクロミル社員が、興味深いと思ったことやリサーチ事業にも関わりそうなニュースをピックアップして発信するショートコラムです。
リサーチ×DATAの会社を目指すマクロミル。
今期は統合データ事業本部20新卒が中心となり、トレンドやマクロミルのビジネス視点からの考察などを交えながら、記事をお届けしていきます。

新田
新田
プロダクトマネジメント部の新田です。先日、PS5向けのVRコントローラーが発表されました。ゲーム内のあらゆる感触をよりリアルに感じられるようになったとのことで、非常に楽しみです。
桜井
桜井
統合データ事業部の桜井です。
少し前、ついにVRのアトラクションを体験しました。ジャンルはアクションだったのですが、敵のモンスターが近づいてきたときは、リアルすぎてゾッとしました・・・。

桜井
桜井
VR(仮想現実)といえば、最近は五感に関するデジタル技術の進化について耳にする機会が増えたね。加えてAR(拡張現実)のような、現実と仮想世界のはざまを取り払う技術がどんどん身近になってきている気がするな。その影響もあって、人間がどう感じているかを測る無意識データの価値が高まってきてるみたいだよ。
無意識データといえば、マクロミルでもニューロリサーチを活用した調査を行っていたね。調査結果から、ゲーム内の演出の変更にもつながったんだって。
新田
新田
桜井
桜井
そうだったね。調査では心拍数と皮膚電気反応の変化から、緊張や驚き度合いを分析していたみたい。従来の調査だと、視線を追跡する「アイトラッキング」の利用が主流だったんだけど、そこに生体データを活用することで開発に大きく貢献することができたみたいだね。
そういえば、最近だと五感の中でも触覚の技術を活用したハプティックスの技術もかなり進歩しているよね。コロナの影響で、「接触」への抵抗感が増えてきたことで、必要性が増してきたのかも。
新田
新田
桜井
桜井
調べてみたら、バターの口どけや味を再現した食品デバイスなんかも出てきているみたいだね。VRゴーグルと併用して使うことで、バターが口内の粘膜に触れたときの感覚を楽しむことができるんだって。
今まで感触や味覚など、表現が難しいものがたくさんあったけれど、これらを数値化することができれば、情報量をもっと豊かにすることができそう。
新田
新田
桜井
桜井
そうだね。人によって感じ方が異なる感触や味覚の定義ができるようになれば、商品開発などにも活用されていきそうだよね。ニューロリサーチの分野はまだまだ発展途中だけど、今後扱えるデータ領域はますます広がっていくんじゃないかな。
マクロミルでも、ハプティックスの技術などを活用して、上市前のコンセプト・プロダクト調査の幅を広げていけたらいいね。今後も、ニューロリサーチの進化には目が離せないね!
新田
新田
参考URL:
■PS5向け次世代VRのコントローラー発表。手にフィットする“オーブ型”(2021/3/18)
■バター専門ブランド「カノーブル」、VRやASMRとリンクして楽しむ“食べるバターの口溶けデバイス”のデザインコンセプトを発表。(2021/3/15)
■【Media Innovation Labレポート.11】 ハプティクスがコミュニケーションの未来を変えていく(2021/2/18)
■マクロミルのニューロリサーチが、カプコンの新ゲーム『バイオハザード RE:3』コンセプト開発に採用!(2020/5/11)