日本マーケティング学会主催のカンファレンスにて「NPS®マップ分析の提案」を発表

日本マーケティング学会主催のカンファレンスにて「NPS®マップ分析の提案」を発表

  • 2021.11.16

10/17に、日本マーケティング学会が開催したカンファレンス2021にて、弊社の内田智之が発表しました。今年はオンライン開催で、講演テーマは「NPS®マップ分析の提案 NPS®をより使いやすくするために」でした。内田が、弊社事業統括室の村上智章と一緒にまとめた論文から考案した「NPS®マップ」を発表しました。

発表概要

顧客ロイヤリティの指標として活用されているNPS®だが、実際に運用を始めると様々な課題に直面することが多い。「NPS®値がマイナスになった場合、その是非が議論になる」「NPS®値=マイナス20のスコアが高いのか、低いのか判断に困る」「NPS®値を改善するための具体的な策が見えない」などの課題が多く挙げられる。

マクロミルは、こうしたNPS®の持つ課題を解消するために「NPS®マップ」を考案。このマップは、従来どおりの11段階で推奨意向を問うNPS®の質問から新たに“満足者充足率”と“推奨者充足率”を定義し、座標平面上にプロットしたもの。これを用いることで、自社のNPS®値がどんな意味を持つのか、同じマイナス値でも深刻な問題なのか、楽観的に解釈のできるものなのかを判断することが可能に。
顧客ロイヤルティをより理解するためのするためにNPS®を補完した「NPS®マップ」という新たな分析手法を提唱し、その活用方策を紹介する。

\登壇した二名からのコメント/
内田
内田
登壇は初めての経験で、大学の先生からのご質問もあり、ドキドキしましたが、とても良い経験ができました。また、大学の先生のご指摘から新たなアイデアも湧いてきたので、「NPS®マップ強化版」に向けて、また考えて行きたいと思います。
村上
村上
NPS®マップは決して難しい分析ではありません。たった1問の質問でも工夫次第でここまでできますよという新たな提案です。BIツールを使ってインタラクティブな見せ方ができるようになると、もっと価値が高まると思います。これがPRICE2以来となる、マクロミル独自の分析に育っていってくれることを期待します。

内田はコーポレートサイト上のコンテンツ「DATA&INSIGHTS」にて、「NPS®を使いこなす方法」と題し、連載コラムを執筆しております。学会発表を終了し、コラムの執筆も再開する予定ですので4話以降もお楽しみに。

これまでのコラムをチェック

第1話:現場で起きている課題(2019/3/4)
第2話:NPS®マイナス値への対応(2020/8/24)
第3話:NPS®調査から顧客構造を理解する(2021/2/8)