TECH NOWとは
TECH NOWは、最新のデジタルやテック系のニュースにアンテナを立てているマクロミル社員が、興味深いと思ったことやリサーチ事業にも関わりそうなニュースをピックアップして発信するショートコラムです。
リサーチ×DATAの会社を目指すマクロミル。
今期は統合データ事業本部20新卒が中心となり、トレンドやマクロミルのビジネス視点からの考察などを交えながら、記事をお届けしていきます。
坂本
統合データ事業部20新卒の坂本里華です。最近は外出できない反動で、コスメや洋服を衝動買いすることが増えました。自宅でメガネを試着できるAR技術の開発が進んでいると聞いて、ますますオンラインショッピングが止まらなくなりそうです。
高橋
データマネジメントプラットフォーム部20新卒の高橋祥太です。PlayStation5が発売されましたが、なかなか手に入らず悶々とする日々です。最近、好きなホラーゲームがPlayStation VRに対応していることを知ったので、代わりに購入しようかなと思っています。
xRとは
高橋
最近は日常の中でも、VRやARの技術を活用している施設やサービスを見かけるよね。
そうだね。アパレルブランドがARファッションショーを開催したという話も聞いたことがあるよ。
坂本
高橋
最近では、VR（Virtual Reality：仮想現実）やAR（Augmented Reality：拡張現実）、MR（Mixed Reality：複合現実）など、現実世界に存在しないモノや情報を、表現・体験できる先端技術を総称して「xR（x Reality）」と呼ぶみたい。
ちなみにVRは現実世界を体験しているかのように、仮想世界を表示・表現する技術、ARは現実世界の一部に対して、仮想のモノや情報を重ね合わせて表示・表現させる技術のことを指すよ。
ちなみにVRは現実世界を体験しているかのように、仮想世界を表示・表現する技術、ARは現実世界の一部に対して、仮想のモノや情報を重ね合わせて表示・表現させる技術のことを指すよ。
高橋
そしてMRとは、VRとARの技術の掛け合わせと言えるような技術で、現実世界の全てに対して、仮想のモノや情報を重ね合わせて表示させる技術のことを指すんだ。
なるほど・・・。でも、ビジネスの現場ではどのように活用されているんだろう。
坂本
ビジネス現場での活用事例
高橋
まず、普及が進んでいるVRは360度がCG映像で囲まれるため、没入感が大きく、感情移入・共有がしやすいというメリットがあるよ。そのメリットを活かして、試乗体験や研修、治療行為などに活用されているみたい。
例えば、米小売大手のウォルマートでは、「Oculus GO」を店舗に支給して、従業員のトレーニングをVRで行っていたり、米ヘルスケア大手のジョンソン・エンド・ジョンソンは、「名医が手術しているシーンをすぐ隣に立って体験できる」VRトレーニングの提供を行っていたりするよ。
例えば、米小売大手のウォルマートでは、「Oculus GO」を店舗に支給して、従業員のトレーニングをVRで行っていたり、米ヘルスケア大手のジョンソン・エンド・ジョンソンは、「名医が手術しているシーンをすぐ隣に立って体験できる」VRトレーニングの提供を行っていたりするよ。
そうなんだ。コロナ禍による昨今の状況に鑑みると、VRの特徴である「没入感」は大きなメリットだね。今後も活用できるシーンが増えていきそう。そういえば、リサーチの分野でも、インタビューや模擬店舗型テストの際にVRを活用して、普段の購買行動に近い状態を作り出す、といった取り組みをしているみたい。
坂本
VRを活用して、感情データを収集する
高橋
他にはこんな事例もあるよ。NTTデータではVR空間を表現する際に利用するデバイスを通じて、脳波や心電、瞳孔反応や音声などを取得し、感情データを収集・分析する取り組みをしているそうなんだ 。
それはすごい！仮想空間上で感情データを取得できれば、オンラインインタビューの際などに実行動データとの掛け合わせで、より精緻な顧客理解が実現できそうだね。
xRと呼称される技術は、まだまだ開発段階のものが多いみたいだけど、今後の展開に注目していきたいね。
xRと呼称される技術は、まだまだ開発段階のものが多いみたいだけど、今後の展開に注目していきたいね。
坂本