【ミルコミ番外編】「十年後の笑顔」おこぼれ話! 前編

【ミルコミ番外編】「十年後の笑顔」おこぼれ話! 前編

  • 2023.08.29

7月に発行したミルコミVol.172の「十年後の笑顔」はご覧いただけたでしょうか?誌面では勤続10年以上の皆さまの素敵な笑顔とともに、歩んできた軌跡やマクロミルで働き続ける理由、印象的だった出来事などをご紹介。ですが、誌面の都合上泣く泣くカットしたエピソードも多数……。そこで、今回は番外編として前編・後編に分けておこぼれ話をご紹介します!

①神谷友佳理さん(人事本部 2010年4月 新卒入社)
②鳥居慧さん(プロダクト統括本部 2009年4月 新卒入社)
③堂前香織さん(第2事業本部 2010年8月 転籍入社)
①神谷友佳理さん(人事本部 2010年4月 新卒入社)

4年目でモチベーションが下がっている理由は何ですか?

この頃は、一緒に働く方のメンバー構成が大きく変わった時期です。それまでは仕事に対する考え方やスタンスが似ている人達と仕事をしていたので、自分は変わっていないのに周囲からは共感を得られない、意見が噛み合わない、ということが多々ありました。自分と異なる価値観や仕事のスタイルを持った方と一緒に働く上で、その違いにどう折り合いをつけていくか、その中で成果を出すためにはどうしたら良いのかと悩んでいました。そこからチームリーダーになるにあたり、「自分が周囲からどう見られているか」を考えるようになり、チームとしてより良い成果を出すためには、自分ではなく周囲を活かすことが重要だという思いに変わっていきました。

いつもモチベーションが高い印象ですが、高く保つ秘訣は何ですか?

年単位ではなくもっと細かく見たらモチベーションが落ちている時は実際ありますが(笑)、やっぱりモチベーションが低いまま仕事をするのは自分がしんどいですし、折角1日の大部分を仕事に費やしているのにもったいないなと思うんです。もちろん「この仕事をして何になるんだろう?」と思うこともありますが、そういった時でも自分なりに意義や得られることを探して、自分の気持ちを高めるように意識しています。そういう意味で、モチベーションは外からの影響を受けやすいものの、自分次第で意識的に上げていくこともできるものだと思っています。もともとはそうしたポジティブ思考なタイプではなく、思春期の頃は結構ウジウジしていました(笑)。でも、「それで後悔したくないな」と思い、意識的に思考をポジティブ変換していきました。私がそうだったように、ポジティブ思考や能動的にモチベーションを上げる思考は後からでも身につけられると思っています!

②鳥居慧さん(プロダクト統括本部 2009年4月 新卒入社)


異動を多く経験されていますが、特に印象的だった異動はいつですか?

仙台RD(リサーチディレクター)への異動ですね。新しい土地ということもあって、転職のような感覚でした。仙台へ赴任して2年目で新卒教育のマネジャーになりましたが、経験がないことの連続で大変でした。RDの知識はあるけど、教育の知識はなかったですし、教育してくれるトレーナーの負荷も高かった時期で……。また、マネジャーとしてメンバーとの向き合い方を模索していた時期でもありました。私は、時には厳しいことも要求することで、自分は嫌われてもいいから、メンバーの皆さんが社内外から求められ、評価される人材にしたいという想いが大きかったんです。一方で、考え方や置かれている状況は一人ひとり違いますし、私の進め方を辛いと感じさせてしまったこともあったように思います。その折り合いが上手くいかず、モチベーションが下がった時期でもありました。
その時は、メンバーの皆さんととにかく丁寧に会話することを大切にしました。皆さんの希望するキャリアや目標に向けて、やるべきことを一緒に時系列で整理し明確にすることで、お互いにスッキリして進めることができたと思います。

異動の多いキャリアで、戸惑うことも多かったのではないでしょうか?

割り切りが早いというか、なんでもポジティブに捉える方なので、そこまで戸惑いはなかったです。逆に、新卒入社で他社を知らないことへの劣等感や、チャレンジ精神があるタイプなので、異動などを通じて常に次のチャレンジを提示してもらえる環境で良かったと感じます。

③堂前香織さん(第2事業本部 2010年8月 転籍入社)


入社時のモチベーションが低い理由は何ですか?

周囲のリサーチャーさんが優秀すぎて、全くついていけなかったためです。リサーチ業界に興味があって入社したものの、サポート業務でもついていけず、かなり苦戦しました……。周囲の先輩方が手厚く教えてくれたことで少しずつ慣れ、モチベーションも回復していきました。

9年目にモチベーションが下がっている理由は何でしょうか?

マクロミルとYVI※の合併で、会社の規模が大きくなり、向き合うリサーチャーさんの人数も増えました。マクロミル・YVI双方でお作法も違う、利用ツールも違う、作業フロー・対応領域も違う中で、それぞれを整理・統合するプロジェクトに関わりましたが、業務量が膨大でさまざまなシーンで壁にぶつかりました。うまくいったプロジェクトもあれば、いかなかったプロジェクトもたくさんありましたが、一緒に進行していた仲間に助けられ、その都度、知る・学ぶ・経験するを重ねていけたかなと思います。
※2010年にマクロミルと合併したヤフーバリューインサイトの略

そうした周囲の方の支えが働き続ける理由になっているのでしょうか?

そうですね、この機会に改めて整理してみましたが、やっぱり周囲の力が大きいと思います。自分がつらい時は、周囲もつらい時期だったりしますが、そういう時も業務を共有しあったり、声をかけあってお互いのメンタルを支え合ったりして、一緒に乗り越えてこられたのかなと思います。そういった雰囲気はマクロミルの好きなところの一つですね。


本日の前編では、神谷さん、鳥居さん、堂前さんのおこぼれ話をご紹介いたしました。
後編では、山崎さん、峠下さんをご紹介しますので、どうぞお楽しみに!