毎月Amazonから自分にぴったりの商品が届く?最新パーソナライズ事情

毎月Amazonから自分にぴったりの商品が届く?最新パーソナライズ事情

  • 2020.10.15

TECH NOWとは

TECH NOWは、最新のデジタルやテック系のニュースにアンテナを立てているマクロミル社員が、興味深いと思ったことやリサーチ事業にも関わりそうなニュースをピックアップして発信するショートコラムです。
リサーチ×DATAの会社を目指すマクロミル。このような外部動向の情報収集も重要ですね。全社でアンテナを立て、日々の業務や戦略に役立てていただけたら幸いです。
今期は統合データ事業本部20新卒が中心となり、トレンドやマクロミルのビジネス視点からの考察などを交えながら、記事をお届けしていきます。

 

統合データ事業部20新卒の坂本里華です。最近はAmazon Primeでひたすら映画を観ています。
過去に観た映画の傾向からレコメンドをしてくれるので、観る予定がなくてもついつい観てしまいます・・・。最近観た映画はビートルズを題材とした「YESTERDAY」なのですが、ストーリーも音楽も素敵なので、ビートルズをあまり知らない方にもオススメです!
データマネジメントプラットフォーム部20新卒の高橋祥太です。最近はECサイトで買い物をすることが増えています。そこで先日、ZOZOTOWNで足の大きさを測ることで適正サイズの靴をレコメンドしてくれる、ZOZOMATというサービスを利用しました。足長だけでなく、幅や高さまで3Dで計測してくれるので、自分の足にぴったりのサイズの靴に出会えるのでおススメです。 ただ、好みのデザインの靴を提案してくれる訳ではないので、今後の開発に期待です。

様々な領域で進むパーソナライズ

さて、私の映画の話も高橋くんのZOZOMATの話も、”自分に合うものをオススメしてくれる”という意味ではどちらも似ているよね。こういった、個人の興味や関心に合わせて商品などをオススメすることを「パーソナライズ」と呼ぶんだって。
インターネットの普及により情報が溢れている今、ユーザーに自社の商品やサービスを選んでもらうためには、個人の趣味嗜好に沿ってパーソナライズした情報を届けることが大事みたい。実際便利だしね。それに、コロナ禍によってECサイトで買物をする人が増えたことで、オンラインショッピングのパーソナライズがトレンドになってきているみたいだよ!
確かに最近は自動販売機の前に立つとおすすめの商品が表示される、なんてサービスもあるし、今後も様々な領域でパーソナライズが進んでいくかも。
それで言うと、Amazonの「Personal Shopper by Prime Wardrobe」というサービスに、つい最近アップデートがあったみたいだよ。その人のスタイルや好みに合ったファッションアイテムを、Amazonのスタイリストが選んで月に一度配達してくれるんだって。どうやって個人の好みを判別しているんだろう・・・?

 

単純に登録時にアンケートを取っていそうだけど、Amazonだと購買履歴やPrime Videoの視聴履歴のデータも使っていそうだよね。私の場合、トラベルグッズをよく買うし、洋画をよく観るから「旅行好き」みたいなパーソナライズになりそう。
マクロミルのデータを活用したら、より精緻なパーソナライズができたりするのかな?

パーソナライズの未来

データといえば、マクロミルのAccessMillやIDSyncの技術を使ってAmazonのデータとマクロミルのオフライン購買データを紐づけることも出来そうだよね。
例えば、Amazonで調理器具を買う人は、実はオフラインではよくベビー用品を買っている、みたいなデータが分かると、推計にはなるけどパーソナライズを使ってできることが広がりそうだね。きっと同じ要領で広告とかが表示されているんだろうな。
うんうん、夢がある!でもパーソナライズを突き詰めると、ユーザー側はいつも同じ情報に追い回されて気持ち悪く感じるかもしれないね。きっとこうした負の影響もあると思う。世の中の流れとして、個人情報保護の観点についても考えなくてはいけないことがたくさんありそう。
パーソナライズは今後も進化していきそうだけど、その負の面も合わせて考えておきたいね。
パーソナライズの今後の動きに注目していこう。
参考URL
■アマゾンが月額約530円で毎月スタイリストが選んだ男性用ファッションアイテムが届くサービスを開始(2020/9/29)
https://jp.techcrunch.com/2020/09/29/2020-09-28-amazon-launches-a-4-99-per-month-personal-shopper-service-for-mens-fashion/
■コロナ禍の今こそ重要!パーソナライズマーケティング(2020/9/23)
https://www.ad-market.jp/column/2020/09/20200914.html