【MMR紹介エッセイ テキスト解析編】自分探しをしてみた話

【MMR紹介エッセイ テキスト解析編】自分探しをしてみた話

  • 2022.01.12
★この記事を読む前に★
この記事で取り上げているMMR(MacromillR)とは、マクロミルの社内ツールです。
統計解析向けのプログラミング言語であるR言語の様々なパッケージを、だれでも簡単に使えるように独自開発を行い、ツール化したものです。
Rのコードを書かずに、Rの開発・実行環境を整えていなくても、Rの便利で強力なデータ集計・分析機能を利用することができます。
お疲れ様です。リサーチプラットフォームUの脇田光です。
皆さんは子どもの頃の夢、覚えていますか?僕は覚えています。気象予報士でした。
なんでかと言うと、才能や美貌に関係なく、テレビに出られると勘違いしていたからで、テレビにさえ出てしまえば大金持ちになれる=幸せになれると信じていたためです。その時のテレビに出たい気持ちが、目立ちたい性格になり、今の僕を形成しているような気がしていました。
それにしても、自分でも意外と忘れてしまっていることが結構あるのかもしれません。今回、自分のアイデンティティに関わる記憶があっさり崩れたことで、僕は自分を見失ってしまいました。社会人として自分を見失っている状況で生きていくのはとても危険です。とはいえ、このご時世自分探しにどこかに赴くこともできません。
自分の身近にあるものを使って、自己分析ができれば良いのですが…。例えば、自分が普段大量に残しているものから傾向を掴むとか…。大量に残しているもの…?まさにこれらでは…?

僕がこれまで書いてきた文章から癖や傾向を可視化することで、改めて自己を分析することができるのではないでしょうか。あれ、しかし大量の文章から傾向ってどうやって可視化することができるんだ…。ん?大量?傾向?可視化???ん???

そう、MMRです。なんとMMRは自分探しにもうってつけ。
MMRにはテキスト解析(テキマイツール)が搭載されており、大量の文章データの傾向をワードクラウドや共起ネットワークを用いてざっくりみることが可能なので、これまで自分が残してきたさまざまなテキストを解析することで自分がどういった人間か探ってみようと思います!
というわけで、いくつかのテキストを入れて、4つのワードクラウドを作ってみました。

▲テキストをExcelに貼って、csv形式で保存、その後MMRに入れるだけでできます!
(作成方法の手順は最後に記載しています!)

しかし、僕の文章は正味訳分からん成り立ちをしており、なかなか客観的に見ることができなかったので、ここはチームの皆さんにご協力いただいて、「脇田がどういう人間なのか」をワードクラウドを通して教えていただこうと思います。
では本題ですが、ここまでお見せしたワードクラウドから、脇田ってどういう人物像を抱いたか教えてください。
家と会社と(それ以外と)で裏表がある人。
好きな子を落とそうと必死な一方で、家では無口な男。
ヤンキーにはなれない真面目な優等生のような感じ。
普段は謙虚だが変なところで情熱がある人。


結果はとても20年前の自分に見せられるものではなかったですが、妥当な結論が正しく出たと思います。「大量の文章を通してざっくり傾向を把握する」というMMRのテキマイ機能を使うと、このように日常のさまざまなシーンで活用可能です。
MMRのテキストマイニングはすでにFAの分析やアウトプットで沢山の方にご活用いただいていると思いますが、テキストはいつの間にか手元に沢山データが溜まっているものなので、分析に関わる業務をしていなくてもMMRの凄みを体験いただけます!
僕のオススメの活用法としては…

・チームで残している議事録やコメントをテキマイして組織の特徴を分析してみる
・広告やキャッチコピーを沢山あつめてテキマイすることで流行りの売り文句決定戦をしてみる
・自分の発表や会話を録音して文字起こしし、テキマイすることで口癖や性格を客観視してみる
…などがあります。
今回記事の中ではほとんどお見せしていないですが、MMRのテキスト解析には「共起ネットワーク図」を作成する機能もあります。これは頻出している単語が他のどの単語と一緒に使われているかを可視化できるものです。例えば、『ももたろう』の物語の共起ネットワークを出すと…。

このような形になります。こうするとより単語同士の関係性を把握することができるので、テキストデータ内の単語がどのような意図で使われているのかをより理解しやすくできるようになっています。

~MMRテキストマイニング出力の簡単4ステップ~

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以上、MMRのご紹介でした。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました!